安芸灘とびしま海道2
大崎下島について、まずは御手洗地区へ。
御手洗地区は古い町並みが残っているところで、重要伝統的建造物群保存地区になっています。
感じとしては、福山の鞆の浦をぎゅっとした感じです。
昼は、小長のフェリー乗り場にある食べ物屋で太刀魚ラーメンを。
11時過ぎに下島を出て、次に行ったのが豊島(とよしま)です。
ここは個人的に大変思い入れのあるところで一度訪れたいと思っていた島です。
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私が中学1年の頃に目にした、アサヒカメラの1コーナーである『土門拳のこの一枚』にこの島出身の方が出ていました。
土門拳氏の『ヒロシマ』
その写真集の「胎児だった少年」という章の写真なのですが当時の自分にはその1枚の写真がものすごく印象的で、中学の図書館を通して県の図書館から取り寄せをしてもらい書庫にあった1957年発行のその写真集を読んだのです。
その章では体内被曝をした少年が亡くなるまでの写真が載せられていて、最後にその豊島から瀬戸内海を望んだ写真が白黒で付けられていて終わっているのです。
その景色をカラーで自分の目で見る、というのが自分の中で長年の目標となっていました。
おおよその下調べはして、行ってきました。
これはちょっと位置が高すぎました。
もう少し下にある神社から見た景色が、まさに、その写真集で見た白黒の景色をそのままカラーにしたもので、こみ上げてくるものがありました。
その結果、写真を撮り損ねてしまったのですが・・・
今回のサイクリングの大きな目的は豊島に行って、その景色を見る、ということだったので結果的に非常に満足です。
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その後はゆるゆると帰りました。
蒲刈で1枚
今日はあまり天気が良くなく、薄曇りでした。
ただ、走る分には都合が良かったです。
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蒲刈大橋と安芸灘大橋(右)を越えて、あとは国道185号を一路、竹原へ。
国道185号は『R185さざなみ海道』という名称で"サイクリングロード"という位置づけをしたいようですが、正直なところ安芸灘とびしま海道と比べると舗装はボコボコで路肩も狭く、あまり走りやすい道ではなかったです・・・
竹原では道の駅で中尾醸造の上撰誠鏡と幻を購入。
赤い幻は手持ちがなくてあきらめました・・・orz
今日、竹原でたまゆらのイベントがあるようで自分が竹原に行った中では一番人がいました(^^;
普段は落ち着いた町並みを楽しむところですが、きょうはそういう趣ではなくすごすごと退散。
竹原駅で自転車を輪行バッグに入れて帰りました。
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ここまで書いて、まだ頭にヘルメットやサングラスを付けている感覚やビンディングシューズを履いている感覚があって、けっこう体に来ている印象です。
できるうちにやっておかないと後悔するので、思いつきではありますが今日実行できて良かったです。