とりあえず、前進。

趣味(自転車・文房具)のことを書きます。

早いもので

もう12月。

3ヶ月ほど、更新をサボっていました。
携帯からスマホに機種変更をしてから、文房具を買っても改造してもスマホで撮影をしていたので、いちいち記憶媒体に落としてからでないとアップロードできない、はてなダイアリーでブログを書くのが億劫になっていました(^^;

そのうちはてなダイアリーAndroid端末から更新できるようになれば良いのに、、と思っている今日この頃です。

最近気になっていることがあります。
"readyfor?"というクラウドファンディングサイトでのプロジェクトなのですが、
廃校寸前の島根県左鐙小学校を救う!移住者向け住宅を改修!


これを知ったきっかけは、昼休みにネットサーフィンをしていた際、この記事を読んだことです。
STORYS.JPというサイトの『中学1年生が600万円を集めて母校を廃校から救おうとしている話』です。

中学1年生が、卒業した母校の存続のため、移住してくる方が住みやすいよう空き家を改修するための費用をクラウドファンディングサイトで募集する、なんて世の中進んでるんだ!というのと、中学生や地域の人がこんなに頑張っていて、それに胸を打たれたという次第です。

ちなみに、津和野町も左鐙地区に定住者促進住宅を建設中とのことです。(2015年4月完成予定)


しかしながら文中にもありますが、津和野町教育委員会は、2015年の4月までに全校生徒が16人に満たない場合は廃校を議会に提言する、としています。
津和野町議の川田議員のブログに、町議会の11月臨時会での内容があります。
その中の教育長の発言で、
『つわの暮らし定住住宅事業を来年実施する予定もあるためで、建設される2戸の住宅に児童が5人ずつ入れば(現児童数6人と合わせて)16人になり基準に達するので統廃合はしない。』というのがあります。

児童5人ずつって・・・なんちゅう試算だ・・・。

核家族が叫ばれて久しい中、なにがどうしても統廃合を進めようとする教育委員会の思惑が見え隠れ(隠れてない)しているように思えてなりません。
そもそも、津和野町の「つわの暮らし推進課」と教育委員会の言っていることとやっていることが真逆で、津和野町としてはどういう取り組みをしていくのかが見えてこないのですが、どうでしょう。

人口減少阻止のために、魅力ある自然豊かな地区に住宅を建てる「つわの暮らし推進課」、人数がいない、地域と教育は別物と切り捨てる「教育委員会

そもそも論、教育委員会の言うところの"全校児童数が16人以下の学校は統廃合"の16人ってどこからきているんでしょうか?
ちょっと調べたら、16人はどうやら複式学級の人数ですね。でも左鐙小は6人。
長年10人を割り込んでてこれだけ統廃合の話を先延ばし、先延ばしにしているのならもう統廃合は辞めれば良いのに、と思ったり。

それと、毎年毎年転居してくる人が入るだけの空き家ってあるんでしょうか?
16人を維持し続けるだけの家族が働ける環境ってあるんでしょうか?

雇用の問題、住宅の問題。教育委員会と町は一体でなければならないと思うのですが、、結構もやもやしています。

閑話休題

少人数教育のデメリットってなんでしょうか。
・競争力が育めない。
・発言力が身につかない。
・大勢の前で発表する力がつかない。

てなところでしょうか。

では、大人数教育のデメリットは。
・どうしても授業を理解できない生徒が出てくる。
・一人の先生に対して見る生徒数が多すぎる。

ですかね。

少人数教育で、大人数教育のデメリットは解消できると思うのです。
ほぼワンツーマンで対応できるので、きめ細やかな指導ができます。
下手をすれば、そこらへんの個別指導塾に通うよりも学力は向上すると思います。

競争力って、小学校で育むものですか?
都市部の幼稚園・小学校ならいざ知らず。過疎の地域の小学校で競争力ってどうやっても(統廃合しても)つかないと思います。都市部に比べて人口の差が大きすぎるし。
交通の面だけ見れば、田舎の方が競争力は上がるでしょうね(1時間に1本、2〜3時間に1本の公共交通はザラですしw)

では、過疎の地域で育った人は競争力が身についていないか、といえばそうではないですよね?
そもそも、競争力って何でしょうか。
計る指数はないし、目に見えてわかるものでもないです。

過疎の町が都会の真似をしても、うまくいかないと思います。
人数がいないのなら、統廃合をして人数を集めるのではなく地域と連携してきめ細やかな授業と人間力を育成するカリキュラムを組む、とか。

地域の取り組みや、Readyfor?で活動している鈴木君や彼を支援している方々の様子を見て、教育委員会の反応を見ると、果てしない無力感を感じます。

今までと同じ取り組みをしていても結果は今までと同じでしょう。
折角地域が盛り上がってきているのに、木で鼻を括るような対応はいただけないものがあります。
他県民ながら、こうした取り組みは応援していきたいものです。